2017年ごろから一時休止されていた日本の運転免許証からマレーシアの運転免許証切り替えですが、2020年12月から再開されました。(2020年12月28日付 在マレーシア日本大使館からのアナウンス)
今回は日本の運転免許証からマレーシアの運転免許証への切り替え方法について解説します。
正直書類の準備が億劫ですが、身分証代わりに持っておくのも便利です。(もちろんパスポートは常に持ち歩いておきましょう。)

電車やGrabがあると言っても、やっぱり自分で運転できると便利です!
Contents
免許証の切り替えとは
日本で国際運転免許証(正式には国外運転免許証)を取得してくる方も多いと思いますが、日本の運転免許証を持っていれば、マレーシアの自動車教習所に通うことなく日本の運転免許証からマレーシアの運転免許証へ切り替えることができます。この方法について今回解説していきます。
もちろん”切り替え”ですので、日本の運転免許証を持っていることが前提です。
日本で取得する国外運転免許証はジュネーブ条約に加盟している国や、独自に条約を結んでいる国であれば運転でき、発行日から1年間有効です。マレーシアもこの条約に加盟していますので日本で発行された国外運転免許証を持っていれば運転できますが、1年以上滞在予定であれば、日本の国外運転免許証を再取得するより切り替えてみてはいかがでしょうか。

どのVISAでマレーシアに滞在しているかで用意する書類が違います。ここではEP(雇用パス)とDP(配偶者パス)で解説します。
- 在マレーシア日本大使館で必要書類を取得
- JPJ(交通局)にて交付手続き
- 受け取り
運転免許証の切り替えができるVISA
必要書類
ここではEPとDP保有者にフォーカスしています。
黄色がJPJ(または後述のHP)で取得できる書類、青色が在マレーシア日本大使館で取得する書類です。
そのほかのVISA保有者については必要な書類が若干異なるので、大使館からのお知らせ*を参考にして下さい。
雇用パス(EP)保有者
配偶者パス(DP)保有者
在マレーシア日本大使館で取得する書類について
青下線の書類を在マレーシア日本大使館で取得する時の注意点についてです。
申請用紙は大使館のHPで事前に取得できますので、記入してから行くのがお勧めです。(大使館でも申請用紙をもらえます)
免許証翻訳証明書
日本の免許証の原本が必要です。
申請から受け取りまで4営業日かかるため、申請と受け取りで2度大使館に行く必要があります。急ぎの場合は注意してください。
婚姻証明書
申請には戸籍謄本(または抄本)が必要ですが、この戸籍謄本が「3ヶ月以内に発行された可能な限り新しいもの」とされています。すでに持ってきているものを使用する場合や、新たに日本から取り寄せる場合は注意が必要です。
このほかに、配偶者のパスポート(顔写真のページ)のコピーが必要です。

2021年2月19日現在、大使館は予約制となっているので思いのほか予約が先になってしまう場合があります。早めに予約するのが1番ですが、手持ちの書類の期限がギリギリの場合は大使館に電話して相談してみましょう。
【事前データDL可能】JPJで記入する書類
続いて、JPJで記入(黄色下線)する2つの書類についてです。
申請用紙が所々マレー語だったり、書き方がよくわからなかったり、、、
私たちの申請用紙をもとにサンプルを用意したので参考にしてみてください。

混み合っているので、できる限り記入してから行きましょう!
申請の流れ
必要書類の準備が整ったら、いよいよ申請です。
私たちはKLのJPJに行きましたが、JPJによって受付手順が異なる場合がありますので注意してください。
- 準備した書類一式+パスポート・日本の運転免許証の原本を提出
- 職員がチェック
- サインの横に指紋をつける
- 呼ばれるまで待機
- 呼ばれたら、引換証(Application Slip)、パスポート・日本の運転免許証の原本を受け取る
- 30日後、オンラインで承認状況を確認し、承認されていれば受け取りに行く
写真は申請時ではなく、受取時に提出します。
当日、長時間並んだ後にコピーの不備を指摘されたり、写真サイズが違うと言われたら絶望ですよね。
KLのJPJには、建物を出てすぐのところにコピーと写真撮影を行ってくれる場所があります。
コピーはRM0.2/1枚(裏表の場合はRM0.4)、写真は4枚セットでRM12でした。

受け取り
オンラインの申請ステータスが”approved”になったら再度JPJに行き、受け取る必要があります。approvedになってから約3ヶ月後が受け取り期限のようなので、期限内に取りに行きましょう。
受け取りの作業自体は難しくなく、後述の「受取時に必要なもの」を提出すれば、その日のうちに免許証を受け取れます。
- 受付で「受け取り時に必要なもの」を提出
- お金を払う
- 別のカウンターで出来上がった免許証を受け取る
(参考)免許証の有効期間と切り替えにかかった費用
以前は免許証の有効期限を自分で選べたようですが、2021年9月現在、初回は2年のようです。
(参考)なかなかapprovedにならない時は…
今回夫婦で同日に申請しましたが、Joviの方だけ中々approvedにならず困りました。
そんな時は、以下の方法を試してみてください。
- 電話で問い合わせる
- Webサイトから問い合わせる(リンク先Note参照)
- 電話で問い合わせる
→JPJに直接電話し、進捗状況を問い合わせるとステータスが変わった人もいるようです。
電話はマレー語の方がスムーズなので、マレー語が話せる方やローカルの方に協力してもらうと良いと思います。 - Webサイトから問い合わせる
→こちらのNoteを参考にし、Webサイトから問い合わせました。結論、返事は帰って来ませんでしたが、突然Joviのステータスがapprovedになったので、効果があったかも?しれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私たちの申請時はロックダウン中だったこともあり、完了まで約6ヶ月かかりました。
普段ならここまで時間はかからないと思いますが、国際免許証を更新するのも大変なので、余裕をもって申請する方が良いと思います。
JPJは待ち時間も長いので、朝一番(オープン前から並んでいる人もいます)に行くのがおすすめです。
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